ビールサーバーには安全装置があるのに? 🍺 実験室でご使用のキャニスター缶には?
居酒屋さんのキンキン冷えた生ビールに大変お世話になっております。 このキンキンに冷えた生ビールもキャニスター缶(生樽)から炭酸ガスの圧力で吐出されますが、このビールサーバーも実験室で使用されているキャニスター缶の吐出も原理は同じです。 しかし違いは何でしょうか? 実験室で使用されている簡易圧力容器(キャニスター缶)をご使用されている多くのユーザーでは安全装置(リリーフ弁)脱圧装置等がない。 また、脱圧操作がない状態でカプラの脱着を行っております。
これらは、労働安全衛生法 (昭和四十七年法律第五十七号)第四十二条の規定に基づき、不適での運用となります。 確かに簡易圧力容器(キャニスター缶)については検査等がいらない区分(第一種圧力容器、小型圧力容器以外)となっておりますが、これは簡易圧力容器の検定が必要ないとの区分です。容器の圧力区分であって、運用規定ではありません。 簡易圧力容器であっても運用にあたっては必ず、安全装置が必要です。 ビールサーバーには必ず安全装置がありますが、なぜか実験室で使用する薬品用キャニスター缶(装置)には安全装置がないのでしょうか?
万一事故の際には、労安法では使用者(ユーザー)と簡易装置提提供者(サプライヤー)の両者に対しての明確な責任が記載されております。